いままで正常に動作していたフローが、止まっちゃったという問い合わせがつづきました。珍しいケースもひいちゃったので、あわせてまとめてみました。
これまでに遭遇したパターン
- 3か月に1回しかない作業を自動化した=90日に一度も利用されなくて、フローが無効かされたケース。
- 100日だったらありがたいのに・・・。
- この問い合わせが来たらなかった、「その頻度でも自動化する価値がありますか、あるなら、手順に接続を有効化することを組み込むか、30日に一度程度実行して、分岐して処理しない、を組み込みましょう」と伝えてます。
- 接続先サービスの不具合
- 待つしかない、ですね。
- コネクタやアクションが廃止された
- アクションのV2がリリースされて、V1が廃止された。V1のアクション使ってたら、そりゃそうなりますね。
- クラウドサービスなので、そういうものというしかない・・・。「コネクタやアクションがよりよいものに変わっている、ということなのでそれに追従して更新しましょう」と回答しています。
- アクションの制限を超えちゃった。
- Power Automateには、実行回数とか、いろいろ制限があって、これに抵触しちゃうケース。
- 制限こえなようにしてね・・・
- Power Automateの24時間当たり件数の制限をこえちゃった
- 大量に処理するフローとかだと、要注意かも。
- 引っかかっちゃったので、私なりにまとめてみました。
- https://www.peridot-green.com/2024/03/power-automate.html
- Power Automateではなく、サービス側の制限を超えたケース
- Exchangeの制限を超えて、メールを送信しようとしたとか。
- Power BI のデータ更新の制限(1日8回)をこえてアクションしようとしたとか。
接続が切れる(接続が無効になる)
ところが、「フローが動かない」ではなく「接続がきれる」とか「接続が切れた通知」が、繰り返し発生する、とう問い合わせが続きました。
テナント内限定ぽくて、調べているうちにこの記事に行き当たりました。
https://jpdynamicscrm.github.io/blog/powerautomate/Invalid-Connection/
こちらのおかげで、光が見えた!感謝です。
詳しくは上記の記事をみていただきたいのですが、このようなケースで無効になるそう。
Entra管理センターでデバイスの状態がかわると、接続が切れるケースがある
いろいろ調査していく中で、上記の「デバイス登録の解除など特定の認証情報の変更」というのがあやしい。直近でEntraのデバイス登録情報を書き換えるような案件があったので、関連しているっぽい。
具体的な検証はしてないし、あくまで仮設ではあるけれど、いくつか挙動を追ってるうちに、どうもこれらがあやしい。
- ユーザーが、マイアカウントでデバイスのうち1つをを無効にした
- Entra 管理センター上で、当該ユーザーのデバイスのうちの1つが無効にされた、あるいは削除された
- Entra 管理センター上で、当該ユーザーのデバイスのうちの1つが、結合の種類が追加された
- Azure AD Registeredだったけど、同じデバイスで Hybrid Azure AD Joined 行が追加された、など
- Entra 管理センター上で、当該ユーザーのデバイスのうちの1つの状態が変わった
- Hybrid Azure AD Joined で登録処理中から登録済みにかわった、など。
- Entra 管理センター上で、当該ユーザーのデバイスのうちの1つが削除された
- 管理者が削除した(上記と同じですね)
- Dual State状態だったが、Hybrid Azure AD Joined 以外の行が自動削除された
・・・これら全部、あるいはこれらのうちいくつかで、接続が切れる、といえそう。
Power Automate を活用が進んでいる中で、HAADJ導入するときは、注意するのがおススメです。
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