Power Automateは、24時間あたりに実行できる処理の回数に制限があり、これを超えてしまうと、直近24時間での処理回数が制限を下回るまで、処理が中断されてしまう。
・・・というのに、引っかかってしまいました。Exchange のメール流量制限などと同じですね。あらためて、まとめてみました。
要求とは
制限の話のの前に、まず要求。ざっくり私の解釈は、Power Automateでフローのなかのアクションの実行の呼び出しのこと。
- 最低でも、フローのなかのアクションの数だけ消費する
- 成功しても、失敗しても消費する
- リトライすると、消費する
- 分岐や判定で繰り返し処理を組んでいると、その数消費する
たとえば、「Formsの投稿を受けて、Formsの詳細を取得し、メールを送る」というフローならすると最低でも3消費。
「100アイテムあるリストから、1行ずつ当てはまるれるを探すアクション」を入れると、最大その数消費する、って理解してます(違ったらすみません)
要求の24時間の制限
ここによると、Microsoft 365、Office 365 ライセンスユーザーの場合は、24時間に6,000要求。
これを、多いととるか、少ないととるか。
個人の作業を自動化するだけなら、こんなもんで収まるはず・・・と考えているのかもしれません。
どうしたらいい?
方法は2つ。1つ目は制限の上限を増やす。
Power Automate Premium、Power Apps Premium ライセンスを割り当てれば制限を大きくできます。
もう1つは、フローを工夫する。
分岐や検索が多いなら、減らす。アクションの中で無駄なものがあったら見直しする、でしょうか。
これとは別の制限
24時間以外の要求の制限以外にも、5分ごとの要求の制限ってのもあります。
また、コネクタごとにも制限があって。
たとえば、Formsのコネクタは60秒あたり300要求まで、とかあったりします。
あとは、Power Automateの制限以外にもサービスごとの制限もあったり・・
ひっかかることは経験上少ないですが、こちら Power Automate のフローが止まる・接続が無効になる にもいくつかまとめてますので参考になればうれしいです。
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