Exchange Online 予定表のトラブルとトラブルシュート(自分の予定を編集できない・あるユーザーには招待を送れない、など)

8/28/2021

Exchange Online Microsoft 365 Office 365 PowerShell

以前のExchange Onlineでメールが開けない、って聞かれたときにチェックしていることに続けて、メールのトラブルシュート。


今回は、予定表でトラブルの問い合わせをいくつか受けました。

  • 自分の予定表作成はできるけど編集できない
  • あるユーザーに予定の招待を送れない
  • あるユーザーに予定のキャンセルを送れない

対応方法を、備忘を兼ねてまとめてみました。


  • 実施したこと
  • アーカイブメールボックスの有効化
  • 管理フォルダーアシスタントの実行
  • 原因
  • そういえば・・・

実施したこと


アーカイブメールボックスの有効化と、管理フォルダーアシスタントの実行、この2つです。

アーカイブメールボックスの有効化

PowerShell で Exchange Onlineに接続し、以下を実施です。これでユーザーのアーカイブメールボックスを有効化できます。

Enable-Mailbox -Identity <username> -Archive



アーカイブメールボックスの有効化は、Exchange 管理センターでも設定できます。

ただし、ユーザーに、
  • Exchange Online Plan2を含むライセンス(Office 365 E3 や Microsoft 365 E5などの場合)
  • Exchange Online Archivingライセンス(Office365 Business Basicなどの場合)

いずれかを割り当てている必要があります。


管理フォルダーアシスタントの実行

PowerShell で Exchange Onlineに接続し、以下を実施です。これでユーザーのメールボックスに対し管理フォルダーアシスタントが実行されます。


Start-ManagedFolderAssistant -Identity <username>


これでしばらく待てば、復旧しています。ただ、アーカイブメールボックスを有効化したあと、メールボックスを開いてからでないとエラーになる場合がありますので注意が必要です。


原因


メールを削除する、予定の招待を承諾や却下すると、削除済みフォルダーに移動します。

削除済みフォルダーから削除すると「回復可能なアイテムフォルダー」という隠しフォルダーに移動するそうです。このフォルダーには容量が構成されていて、あふれてしまうとこの問題が発生してしまいます。

上記2つを実行するとことで、アーカイブメールボックスに削除済みアイテムが移動され、回復可能なアイテムフォルダーの容量の空きができて、復旧します。


そういえば・・・


Exchange Plan 2 でもなく、アーカイブライセンスも割り当てていないユーザーはどうすればいいんだろう。

このコマンドで行けるか、今度試してみます。(監査用にメール残しておくのが望ましいのですが)

Search-Mailbox -Identity <username> -DeleteContent



参考情報

Exchange Online PowerShell を使用してアーカイブ メールボックスを有効または無効にする - Docs


回復可能なアイテムフォルダー - Docs


Exchange 管理シェル を使用して、保留になっていないメールボックスまたは単一アイテムの回復が有効になっていないメールボックスの回復可能なアイテム フォルダーからアイテムを削除する - Docs